グーグルドライブはもう時代遅れ?激安&買い切り型クラウドストレージ徹底比較!
クラウドストレージはもはや現代生活に不可欠なツールですよね。写真、動画、重要なファイル…大切なデータを安全に保管し、様々なデバイスからアクセスできる利便性は、多くのユーザーにとって魅力的です。しかし、月々の料金プランに縛られたり、データの安全性に不安を感じたり…そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、Googleドライブのような従来型クラウドストレージの限界と、低価格で高機能な代替サービスを徹底的に比較検討します。月々の支払いをやめ、より安全で安心なストレージ環境を手に入れるためのヒントが満載です!
毎月高額なクラウド料金…本当に必要?
皆さんは毎月、GoogleドライブやApple iCloudのようなクラウドサービスにいくら払っていますか?私は、年間6万円!33歳であと50年生きると仮定すると、生涯で300万円もの金額をクラウド会社に支払うことになります!これは決して無視できない金額です。
でも、考えてみてください。クラウドストレージって、結局パソコンやスマホでのデータ同期、スマホデータのバックアップといったサブ的な用途がほとんどではありませんか?もちろん、パソコンが故障してデータが消失するリスクを考えるとバックアップは必須です。しかし、だからといって毎年6万円ものコストを払うのは、あまりにも割高に感じませんか?
クラウドストレージの料金プランは、一見便利ですが、長年利用すると驚くほど高額になります。生涯コストを計算し、本当に必要な容量なのか見直してみましょう。
中国発!驚きの激安クラウドストレージ「TerraBox」
そこで私が目をつけたのが、中国発の激安クラウドストレージ「TerraBox」です。中国企業のFlexTech Inc.が運営するこのサービス、なんと1TB(1テラバイト)まで無料で利用可能なんです!さらに、月々400~500円を支払えば、容量を2TBに増やすことができます。
Googleドライブで2TBを利用するには、毎月1400円が必要なことを考えると、TerraBoxはGoogleドライブの1/3以下の価格で同じサービスが受けられる、驚異的なコストパフォーマンスを誇ります。
見た目はGoogleドライブそっくり?でも…
TerraBoxのインターフェースは、Googleドライブと見間違うほどそっくりです。しかし、最初のアクセス時には「今だけスペシャルオファー!」といった中国語のクーポンが表示されたり…完璧にコピーはできていません。
TerraBoxの料金プラン
TerraBoxには、以下の3つのプランがあります。
プラン名 | 容量 | 月額料金 | その他機能 |
---|---|---|---|
無料プラン | 1TB | 無料 | |
プレミアムプラン | 2TB | 278円 | テキスト検索機能(AI機能の一部?) |
プレミアムプラス | 2TB | 580円 | テキスト検索機能強化、その他(詳細は不明) |
無料プランで1TBも容量がもらえるので、一般ユーザーは無料プランだけでも十分使い切ってしまうでしょう。YouTubeやTikTokの動画を保管するにも問題ない容量です。実際、私の場合、1年2年と利用しても700GB程度しか使用していませんでした。プレミアムプランとプレミアムプラスの違いは、ストレージ容量は2TBで同じですが、プレミアムプラスではテキスト検索機能が強化されているようです。AI機能の一部が強化されているのかも?
しかし…中国発クラウドの落とし穴とは?
ここまで素晴らしいTerraBoxですが、利用規約をよく読んでみると、大きなリスクが潜んでいることに気づきました。なんと、ユーザーがアップロードしたデータを、TerraBoxの関係会社やTerraBoxが取引する第三者へ提供する可能性が示唆されているのです!
つまり、機密情報を含むファイルのアップロードは非常に危険です。中国政府によるデータ開示要請にも企業は協力しなければならない可能性があるため、アップロードした書類や写真などが無断で第三者や中国政府に利用される可能性があるということです。
中国の法律の下では、政府によるデータ開示要請の可能性があるため、TerraBoxへの機密情報のアップロードは避けるべきです。
スイス発!買い切り型クラウドストレージ「pCloud」への転換
TerraBoxのデータセキュリティリスクを懸念し、私は買い切り型のクラウドストレージ「pCloud」へ移行することにしました。実はこのpCloud、10年前から知っていたのですが、「一度きりのお金で本当に使えるの?すぐに潰れるんじゃないの?」と疑って、契約を見送っていました。
しかし、10年経ってもサービスが継続していることに驚愕し、契約を決意しました。
pCloudのメリット:生涯使える安心感とコストパフォーマンス
pCloudは、スイスを拠点とするクラウドストレージサービスで、一度支払えば生涯使える買い切り型です。容量は2TB、5TB、10TBなどから選べ、今回は2TBを契約しました。価格は、2TBで5万7000円。Googleドライブで毎月1400円を支払っていたと考えると、約3年で元が取れます。
pCloudのデータセンターはヨーロッパかアメリカから選べます。ヨーロッパを選んだ場合、物理的に日本から遠いので速度が遅いのでは?と懸念していましたが、TerraBoxほどではないにせよ、Googleドライブと同等のダウンロード/アップロード速度を体感できています。
pCloudのデメリット:UIと移行作業
pCloudにはいくつかデメリットもあります。
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Linuxへの対応が不十分: 私は普段Linuxを使っていますが、pCloudのLinux対応はあまり良くありません。AndroidやiPhoneでは使いやすかったですが…
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データ移行の手間: Googleドライブからのデータ移行が面倒でした。他のクラウドサービスならボタン一つで移行できるものも多いのに、pCloudは移行ボタンが機能せず、Googleドライブのデータを一度パソコンにダウンロードしてから、再度pCloudにアップロードする必要がありました。
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APIの利用制限: pCloudにはAPIがありますが、APIのパスワードなどの権限作成時に「現在このサービスは利用できません」と表示され、サポートに連絡したところ、スパム利用を防ぐために申請ベースになっていると回答がありました。メールで許可を得る必要があり、メールによる指示もわかりにくく、レスポンスも遅い点が不便です。
Googleドライブは安全か?
最後に、誰もが知るGoogleドライブについて触れておきます。アメリカ企業なので、アメリカ合衆国裁判所の命令には従います。また、Googleもファイルのスキャンを行っており、うっかりエロ画像や動画をアップロードしてしまうと、Googleドライブごと削除されたり、最悪の場合、Googleアカウントが削除される可能性もあります。Googleドライブは様々なGoogleサービスと連携しており、使いやすさは抜群ですが、買い切り型ではないため、長期的に見るとコストがかかります。さらに、個人情報の利用についても、懸念材料は残ります。
まとめ:安いには理由がある
安いクラウドストレージには、それなりの理由があります。特に中国のTerraBoxのような無料サービスは、個人情報を活用している可能性が非常に高いです。無料や格安でサービスを提供できるのは、ユーザーのデータを活用することで利益を得ているからかもしれません。
使うか使わないかはあなた次第ですが、友人と共有した写真などが悪用される可能性があることを考えると、安易に利用するのは避けた方が良いでしょう。
ブランドの無料サンプルと個人情報
ところで、少し脱線しますが、私はよくブランドの高級化粧品などを友人知人の誕生日プレゼントとして贈ります。ブランドで喜んでくれる人が多いから、そして、熨斗で帰ってくるので、一人一人考えるのが面倒だからです。(というか、思い付かない!)
あるブランドのお店で、アプリを入れてくれたら無料サンプルプレゼント!というキャンペーンを見つけ、登録してみました。しかし、月2回程度のペースで、商品広告が送られてくるようになったため、すぐにアンインストールしました。
この体験から改めて気づかされたのは、企業が顧客の個人情報を入手することで、顧客の購買行動パターンを分析し、より効果的なマーケティングを行うことができるということです。安いクラウドストレージも同様で、個人情報の提供と引き換えに低価格でサービスを受けられるという側面があると言えるでしょう。
結論:安全とプライバシーを重視した選択を
この記事では、3つのクラウドストレージサービスを比較検討しました。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分のデータの安全とプライバシーを第一に考慮して、最適なサービスを選択することが重要です。
最後に、私のYouTubeチャンネル登録もよろしくお願いします! 様々な情報を発信しているので、ぜひご覧ください。
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